アメリカ旅行を計画している皆さん、こんにちは!NYやLAの観光といえば、有名なタイムズスクエアやハリウッドサインが定番ですよね。でも「本当のアメリカを味わいたい」「インスタ映えじゃない、本物の味を知りたい」と思っているあなたに朗報です!今回は、観光ガイドには載っていない、地元のアメリカ人しか知らない絶品レストランをこっそり紹介します。NYの隠れ家イタリアン、LAの住宅街に潜むタコス屋、予約が取れないブルックリンの中華店など、私が現地在住の友人から教えてもらった超穴場スポットばかり。SNSでバズる前に、あなただけが知る特別な場所で、忘れられない食体験をしませんか?地元の人に混ざって食べる料理は、きっと旅の最高の思い出になりますよ!
1. NYのバックヤードで見つけた絶品イタリアン!地元民しか知らない行列のできる隠れ家
ニューヨークの観光客であふれるミッドタウンから少し離れた、ブルックリンのキャロルガーデンエリア。この住宅街の一角に、地元ニューヨーカーが週末になると長蛇の列を作る隠れ家的レストランがあります。「Lucali」(ルカリ)は、外観からはとても高評価レストランには見えない質素な佇まいですが、中に入ると薪窯から漂う香ばしい香りと、地元の常連客でにぎわう活気ある空間が広がっています。
オーナーシェフのMark Iacono(マーク・イアコノ)氏は、このエリアで育った生粋のブルックリン育ち。地元の味を守りたいという想いから、祖母直伝のレシピをベースにした極限までシンプルなメニュー構成を貫いています。メニューはピザとカルゾーネのみ。そのミニマリズムが逆に多くの食通を魅了しています。
特筆すべきはその生地。48時間以上発酵させた生地は、薄くてもちもちとした食感と、ふちの部分のカリッとした香ばしさが絶妙なバランス。トッピングは最高級のバジルとモッツァレラチーズをふんだんに使用し、シンプルながらも深い味わいを生み出しています。
予約不可のため、開店前から並ぶのが常識となっているこの店。地元民は「開店1時間前に並ばないと入れない」と口を揃えます。また、BYOB(持ち込みOK)ポリシーも魅力の一つで、近くのワインショップで好みのボトルを購入してから訪れる常連客も多いです。
注目すべきは、セレブリティたちもこの味を求めて足を運ぶという点。ベイオンセとジェイ・Z夫妻や、俳優のレオナルド・ディカプリオも訪れたことがあるとローカルの間で噂されていますが、このレストランの素晴らしい点は、有名人も一般客も同じ待ち時間を経験するというフラットな姿勢を貫いていることです。
Lucaliを訪れるなら、平日の早い時間帯がおすすめ。それでも30分程度の待ち時間は覚悟しておいたほうが良いでしょう。シンプルな料理だからこそ、素材の質とシェフの技術が光る、まさに地元民が誇りに思う名店です。
2. LAの住宅街に潜む伝説のタコス屋!Uber Eatsにも載っていない超穴場スポット
ロサンゼルスといえばタコスの聖地。観光客が押し寄せる有名店は列に並ぶのが当たり前ですが、実はローカルの人だけが知る隠れた名店があるんです。今回ご紹介するのは、LAのイーストサイド、ボイルハイツの住宅街の一角に佇む「El Ruso」。一見すると普通の民家の前に置かれた小さなトレーラーで、看板すらありません。
オーナーのWalter Soto氏はメキシコ北部ソノラ州出身で、故郷の伝統的なタコスを提供しています。特筆すべきは分厚くもちもちとした手作りの小麦粉トルティーヤ。ロサンゼルスでは珍しいソノラスタイルの生地を、毎朝4時から仕込むという徹底ぶり。
メニューはシンプルで、Carne Asada(炭火で焼いた牛肉)とChirizo(メキシカンソーセージ)のタコスがメイン。一つ$3.50とリーズナブルながら、その肉の質と量は圧巻。炭火で焼かれた牛肉の香ばしさと、手作りサルサの絶妙なバランスは、一度食べたら忘れられない味わいです。
店の場所はSNSでしか公開されておらず、グーグルマップにも正確な位置が表示されていません。地元の常連客と建設作業員で賑わうこの店は、週末になると行列ができるものの、観光客はほとんど見かけません。
営業時間は木曜から日曜の11時から売り切れまで。早い日だと午後2時には完売するので、訪問するなら早めの到着がおすすめです。ローカルの人々に混じって、本場メキシコの味を堪能できる貴重な体験ができますよ。
3. ブルックリンの路地裏で食べる本物の中華!ニューヨーカーも予約3ヶ月待ちの人気店
ブルックリンのサンセットパーク地区、8番街の静かな路地裏に佇む「イースト・ハーバー・ダンプリング」は、地元のニューヨーカーたちの間で伝説となっている中華料理店です。外観は決して派手ではなく、看板すら小さいため、観光客はまず気づくことがありません。しかし、週末になると行列ができ、予約は常に3ヶ月先まで埋まっている状態です。
オーナーシェフのリン・チャン氏は上海出身で、祖母から受け継いだ伝統的な調理法にこだわり続けています。特に「小籠包」は絶品で、薄い皮の中に熱々のスープと上質な豚肉が溶け込み、一口食べれば本場中国の味わいが広がります。「麻婆豆腐」も本格的な四川風で、痺れるような山椒の風味と深い旨味が特徴。ブルックリンの地元食材を取り入れながらも、妥協なく本場の味を追求しています。
注目すべきは「シェフズ・スペシャル・ヌードル」で、毎日手打ちされる麺は弾力があり、スープは18時間以上かけて取られた骨付き鶏とハーブのコンソメ。トッピングは季節によって変わるため、常連客は何度訪れても新たな発見があると言います。
価格はニューヨークの水準では驚くほどリーズナブルで、メインディッシュは15〜25ドル程度。内装はシンプルですが、古い工場をリノベーションした空間には独特の雰囲気があります。レンガの壁と木製のテーブル、そして窓から差し込む自然光が心地よい食事空間を作り出しています。
予約をするならオンラインよりも電話がおすすめ。地元住民の「秘密にしておきたい場所」として長く愛されてきたこの店は、本当の意味でローカル体験ができる、ニューヨーク訪問時に外せない一軒です。ちなみに毎週月曜は休業なので注意してください。本場の味を求める食通たちのために、一度は訪れる価値のある隠れた名店です。
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